ベトナムで初めて全国的なフリーハグ

2007/08/12 06:43 ICT配信

 「抱き合っていやなことを忘れ、喜びを分かち合いましょう」。7月28日、ベトナムでは初めて全国的な「フリーハグ」が実施された。ハノイのリータイトー公園には朝早くからインターネットやブログを通して知り合った若者たちが集まった。彼らはホアンキエム湖周辺に立ち、道行く人と親しみを表現するハグを交わし合った。10~20人からなるグループごとに「Free Hugs」と書かれた手製のプラカードを掲げ、腕を広げて愛を分かち合う気持ちを示した。

 この運動はオーストラリアのジュアン・マンという男性が始めたもの。ベトナムには2006年の12月に入ってきて、1990年代生まれの若者たちに受け入れられた。事の起こりはこうだ。ロンドンから帰国した時、空港にジュアンを待つ人は誰もおらず、周りの家族といる人々が皆幸福そうに見えた。そこで彼は落ちていたボール紙を拾って「フリーハグ」と書き込み、通りに出てそれを掲げた・・・。彼のうわさは世界中に広まり、各国で「フリーハグ」を始める人たちが出てきた。今回のフリーハグに参加したミン・ギアはこう語る。「彼の行動は自分自身の人生だけでなく、他の多くの人たちの人生を、ハグという愛情表現によって意味あるものに変えた」

 あるブログではこう呼びかけている。「孤独を感じたり、くじけそうになったりしたことはありませんか? 親しい人を亡くして悲しんだことは? そんな時こそ親密で温かい感情を分かち合うハグが必要。それなのに私たちは親しい人とでさえも恥ずかしがってハグをしない」

 土曜日の午前9時から午後4時半まで、大人も子どもも通りすがりの外国人も、ハノイの若者たちの温かいハグを受けた。記念に写真を撮ってもいいかと尋ねる人もいた。「恥ずかしいなんてことは全然ないわ。それならそもそも参加しないし。たくさんの人に喜びを届けたいの。善意の人ならばどんな人でも受け入れるわよ」と女子高生のチャン・フオン・タオは言う。

 もちろんとまどう人も少なくない。ホアンキエム湖近くに住むある女性はこう語った。「初めはフリーハグの意味がわからなかったの。若者たちがデモをしているのかと思ったけど、彼らの話を聞いて理解できた。もちろん私もハグしたわ」

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