東北部地方クアンニン市で28日に開幕した「ベトナム国際デジタル週間2026」で、世界移動通信事業者協会(GSMA)はベトナム政府に対し「2026年GSMA政府リーダーシップ賞(GSMA Government Leadership Award 2026)」を授与した。
![]() (C) Bộ Khoa học và Công nghệ |
同賞は世界で毎年1か国のみに贈られるもので、ベトナムの受賞は初となる。
政府を代表してチャン・チュン・ティン科学技術次官が賞を受け取った。受賞国は、国際電気通信連合(ITU)や経済協力開発機構(OECD)などの専門家で構成される審査員団によって選出される。ベトナムは、急速な第5世代移動通信システム(5G)網の整備と国民を中心に据えたデジタル政策が評価された。
5G網の急速な整備と通信環境の改善
ベトナムではこれまでに4万か所を超える5G基地局が整備され、人口カバー率は約92%に達した。
インターネット接続の性能を評価するウェブサイト「スピードテスト(Speedtest)」を運営する米国のオークラ(Ookla)による2026年9月のモバイル通信速度ランキングでは世界8位に入り、ハノイ市も世界トップ5都市に入った。測定システム「i-Speed」では、一部の通信事業者で5Gの通信速度が最大617Mbpsに達し、全国の平均下り速度も437Mbpsを超えた。
さらに、第2世代移動通信システム(2G)の停波を完了させたほか、山間部や離島など通信サービスが届きにくい1856か所での通信網整備や低軌道衛星を利用したインターネット接続の試験運用を進め、誰もがデジタルサービスを利用できる環境の整備を推進している。
法制度の整備と将来展望
今回の受賞には、2023年制定の通信法や2024年のベトナム共産党政治局決議第57号-NQ/TWなどによる法制度の整備や、地域住民向けのデジタル技能習得支援も大きく寄与した。
GSMAは、国家のビジョンを政策の実施や通信業界との連携につなげた取り組みを称賛した。GSMAによると、ベトナムのデジタル経済は2030年までに国内総生産(GDP)の30%を占める見通しだ。







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