95歳の「魔法使い」バーテンダー、カクテルと共に生きて20年

2015/07/19 03:40 ICT配信

 1976年の南北統一後、ザーさんはホーチミン市カックマンタンタム通りの労働者機械学校の学長に就任した。しかし、依然としてカクテル作りの夢が途切れることはなかった。

 1996年、カクテル作りの仕事に就くため、76歳で休みを願い出た。この分野の専門家になるべく、彼は国内外のあらゆる大学、専門学校、旅行団体、ホテルやリゾート施設、バーの人材育成のコースに参加した。そして、ダナン市ハイチャウ区のホアンイエンホテルに、市内で初めてのバー「アロハ(Aloha)」をオープンした。

 91歳になったとき、彼はカクテル作りに関する21章におよぶ本を編集した。ザーさんは、研究と創造を重ね、 世界中の有名なカクテルにも劣らない、ベトナムのオリジナルカクテルを生み出した時にようやく夢が叶ったのだと打ち明けてくれた。

 「これまで、カクテルは有名なレストランやホテルで富裕層や上流階級のためだけに提供されてきました。しかし今ではすべての人がこの高級な飲み物を普通の価格で楽しむことができます。なぜならベトナムのお酒と果物で作られているからです。ベトナムには有名なバウダー(Bàu Đá、ビンディン省)、ランチュオン(Làng Chuồn、北中部トゥアティエン・フエ省)などのお酒をはじめ、世界中のどのお酒にも劣らない各地方特産のお酒と、美味しいフルーツがあります。私は材料を国内調達したので、価格は以前のたった4分の1になりましたよ」とザーさんは教えてくれた。

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