合気道家と運命の出会い、寝たきりから自立できるようになった少年

2018/12/02 05:58 JST配信

 マイ氏はティエンくんとの出会いがきっかけで、2016年6月から障害児向けの合気道教室を開いている。「私の兄弟もティエンくんのように障害を持っていて、母はとても苦労しました。ティエンくんをおぶったトゥエンさんを見てかつての母の姿を思い出しました」と、マイ氏はティエンくん親子との出会いを語る。

(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress
(C) vnexpress

 ティエンくんは教室の誇りであり、マイ氏の原動力になっている。障害児向けの合気道教室にはダウン症や自閉症、身体障害の児童14人が通っている。なかには知的障害で四肢に麻痺がありながら、練習を重ねたことで四足歩行ができるようになった生徒もいるという。

 トゥエンさんは大学に復学し無事卒業、現在は歴史の教鞭をとっている。トゥンさんは知人から支援を受けて2016年に製氷店を開き、生活は上向いた。しかし、夫妻にとって何よりの喜びはティエンくんの成長だ。

 歩行練習に加えてティエンくんは両親から色や数字、文字、家族の呼び名を習っている。覚えたことを直ぐ忘れてしまいがちなので、両親は毎日少しずつ、ティエンくんの機嫌が良く集中力がある時に教えている。「今ではa~c、1~3の文字を覚え、両親や祖父母の名前を呼べるようになりました。私にとって、これは奇跡なんです」とトゥエンさんは息子の成長を喜ぶ。

 「息子と2人で出かけた時に、お父さんが年を取ったらもうしてやれないから今のうちにおんぶしてあげようか?と冗談を言うと、自分で立つといって絶対におんぶさせてくれないんですよ」とトゥンさんの声も弾んでいる。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 メコンデルタ地方ソクチャン省クーラオズン郡第2アンタイン村に住むチャン・ヒエウ・タオちゃん(8歳)は...
 南中部沿岸地方ダナン市に通称「夫なしマンション」と呼ばれる、困難な生活を送る寡婦とその子供たちが...
 地雷により両手を失い、両足にも障害を持つファン・チョン・ヒエウくん(14歳)は、画家になるという夢を...

新着ニュース一覧

 北部地方バクニン省は、国内8番目となる中央直轄市への昇格を目指し、提案書の最終調整を進めている。...
 ハノイ市人民評議会都市委員会はこのほど、低排出ゾーン(LEZ)の対象となる環状1号線内の9つの街区にお...
 政府は、付加価値税(VAT)法の施行をガイダンスする政令第181号/2025/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 米国通商代表部(USTR)はこのほど、貿易相手国の知的財産権の保護と執行に関する「2026年版スペシャル30...
 インド海軍の艦艇「INSサガルドワニ(INS Sagardhwani)」が5日~8日の日程で、南中部地方カインホア省の...
 ホーチミン市人民裁判所は7日、麻薬の違法売買や所持の罪に問われていた麻薬ルート元締めのグエン・テ...
 「豚骨麺屋一番軒」や「肉汁餃子のダンダダン」などの飲食店運営や食品販売などを手掛ける株式会社ベス...
 企業のサステナビリティ経営を支援する株式会社ゼロボード(東京都港区)は、グリーン成長や持続可能な開...
 7日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが大型株の牽引により上昇し、史...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席は5日から7日にかけてインドを国賓訪問し、ナレンドラ・モディ首相および...
 配車アプリを展開する地場Beグループ(Be Group)は、5月8日より各種サービスの料金を+2~11%引き上げる...
 インドネシアのフィンテック企業クレディボ(Kredivo)は6日、ベトナムのデジタル銀行ティモ(Timo)の買収...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)によると、2025年末時点で15歳以上の国民の銀行口座保有率が約89%に達した...
 レ・ミン・フン首相はこのほど、戦略的技術および戦略的技術製品のリストを定めた決定第21号/2026/QD-T...
トップページに戻る