ごみ拾いの少年がベトナム初のドローン開発者に、米国警察も採用

2026/04/19 08:07 ICT配信

 発表当時から、「ヘラ」は専門家の間で「世界をリードしており、同じクラスに直接のライバルはいない」と評価されていた。こうした見方は、国際的な展示会で製品が紹介された後、多くの権威ある専門家たちによる評価によってさらに確かなものとなった。

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 特に、2022年にベトナムで開催された防衛・セキュリティ国際展示会で、「ヘラ」シリーズは国際社会から大きな関心を集めた。とあるドローン専門誌は、「現在、『ヘラ』は12の優れた機能を備え、最高レベルの戦闘能力を持つ世界で唯一の無人航空機だ」と評した。

 国際市場に進出した後も、「ヘラ」はその性能と機能で引き続き認められている。リアルタイム・ロボティクスは、米国のドローン販売大手のロッキー・マウンテン・アンマンド・システムズ(Rocky Mountain Unmanned Systems=RMUS)とドローン供給契約を結び、その最初の出荷分は米国の警察部隊に引き渡された。

 「ヘラ」は1機あたり5万USD(約800万円)以上と、同種の製品に比べて約1.5倍も高い価格だが、それでも海外のパートナーからの関心を集め、注文を受けている。クオックさんの会社は、「ヘラ」を米国へ輸出する500万USD(約8億円)相当の契約を結び、ヨーロッパ市場への拡大も目標に据えている。

 現在、ベトナム国内では、このドローンが公安省消防・救難救助警察局(C07)によって試験的に使用されている。

 貧しい運河沿いでごみを拾っていた少年から、グローバルなテクノロジー企業のリーダーへと歩んできたクオックさんの道のりは、困難を乗り越える強い意志と、知識を追い求める粘り強い精神を示している。

 ベトナム人の知恵と創造力の結晶であるドローンの「ヘラ」は、世界の舞台でベトナムのハイテク研究と製造能力を証明することに貢献している。


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