“ベトナムの至宝”レ・コン・ビン、札幌のJ1復帰の切り札となるか?

2013/07/27 07:42 JST配信

 日本人選手では、内村圭宏が主力として活躍しており、フォワードのファーストチョイスは今後も同選手と見て間違いないだろう。この他、沖縄出身の上原慎也も今シーズン、コンスタントに試合に出場している。コン・ビンがフォーワードとして試合に出場するためには、フェホや上原とのポジション争いに勝たなければならない。フェホが197センチ、上原が186センチと上背では勝ち目が無いので、スピードと突破力に活路を見出すしかなさそうだ。

(C)  Thethao, レ・コン・ビン
(C) Thethao, レ・コン・ビン

 もっとも、財前恵一監督は、スピードのあるコン・ビンを手薄なサイドハーフで使いたいとコメントしている。ソンラム・ゲアンFCでも今シーズンは左サイドでの起用が多かっただけに、環境に順応できれば、サイドハーフとしてなら、早いうちから出場機会が得られそうだ。但し、サイドハーフとなると、守備に回る時間も増えるため、あの独特のゴールに対する嗅覚が発揮できないのでは、との懸念も挙がっている。

 コン・ビンは移籍発表の会見で「自分の特徴を活かして、クラブの勝利に貢献できるよう、練習から全力で取り組み、コンサドーレ札幌の一員として、サポーターから認められるよう努力する」と語っている。果たしてJ1復帰の切り札と成り得るのか、J史上初の東南アジア選手に大きな注目が集まっている。

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[Bongda Tran Tien 23/7/2013U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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