ベトナムサッカー連盟、フィリップ・トルシエ監督の解任を決定

2024/03/28 05:33 JST配信
  • W杯予選で不振、トルシエ監督が解任
  • インドネシア相手に3連敗が決定打に
  • サポーターから「トルシエOUT」の大合唱

 ベトナムサッカー連盟(VFF)は3月26日夜、ホームのミーディン国立競技場で行われたFIFAワールドカップ・アジア2次予選グループFの第4節でインドネシア代表に0-3で敗れたことを受け、ベトナム代表フィリップ・トルシエ監督の解任を決定した。

(C)VFF
(C)VFF

 試合直後にVFFはトルシエ監督と面談し、契約解除することで合意に至った。契約期間を残しての解任となるが、VFF側による補償が生じるかは明らかになっていない。トルシエ監督は2023年2月末にベトナム代表監督(兼U-23代表)に就任。契約期間は3年半とされていたため、まだ2年半近く残っていることになる。

 大成功を収めた前任者のパク・ハンソ監督の後任として、W杯への参加経験もあるトルシエ監督の手腕には大きな期待がかかっていたが、昨年の東南アジア競技大会(SEA Games)では、3大会連続の金メダルを逃して銅メダルに終わったほか、A代表でもアジアカップでグループリーグ3戦全敗と過去最低の成績。

 現在開催中のワールドカップ・アジア2次予選でも、ここまで1勝3敗と大きく負け越している。トルシエ監督が率いたA代表は通算14試合で4勝10敗。敗戦率は、歴代の代表監督の中で最悪となっており、7割以上負けている。また、今回のインドネシア戦での敗戦で公式戦7連敗。ミーディン国立競技場でインドネシアに敗れたのは20年ぶりで、試合後にはサポーターから「トルシエGET OUT!」の大合唱が起きていた。

 ベトナムは2次予選の第4節を終えた現時点で、1勝3敗の勝ち点3で同組3位。2位インドネシアとの勝ち点差は4となっており、2試合を残しているため、理論上は逆転で2位に滑り込む可能性も残っているが、既に自力突破の可能性が消滅しているため、かなり厳しい状況だ。

※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+

[2024年3月27日 ベトナムフットボールダイジェスト+]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムサッカー連盟(VFF)は5月3日、韓国人のキム・サンシク氏(47歳)との間でベトナム代表監督就任に...
 AFCアジアカップ・カタール2023は1月14日にグループDの第1節、ベトナム代表(FIFAランキング94位)と日本...
 アジアサッカー連盟(AFC)は11日、AFCアジアカップ2023のグループリーグ組み合わせ抽選会を開催した。こ...
 複数の地元メディアによると、ベトナムサッカー連盟(VFF)は2月16日午後、フランス人のフィリップ・トル...

新着ニュース一覧

 ベトナムを代表する考古学者・人類学者で、音楽家としても知られるグエン・ラン・クオン(Nguyen Lan Cu...
 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 世界最大級の宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、6月のプライド月間(L...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
トップページに戻る