ハノイ市人民委員会はこのほど、同市ザーラム郡にある陶芸村のバッチャン(Bat Trang)村を市公認の観光地として認定する決定3936/QD-UBNDを公布した。
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ハノイ市中心部から約15kmのところにあるバッチャン村は、近年、生産技術の革新を続け、消費者の嗜好に合わせた様々なデザインの陶磁器を生産し、ハノイ市を代表する工芸村の1つとなった。
バッチャン村の陶磁器は「バッチャン焼き」として日本やフランス、韓国、ロシア、イタリアなど世界の主要市場で注目されている。大量生産品だけでなく、かつて李(リー)朝(1009~1225年)や陳(チャン)朝(1225~1400年)、莫(マク)朝(1527~1677年)の時代に使われた陶磁器を復元するなどの工夫も凝らしている。
現在、バッチャン村では企業200社と1000世帯が陶磁器の生産・販売を行っており、地域内外の数万人に安定した雇用と収入を生み出している。2018年における同村の1人当たりの平均年収は6000万VND(約28万6000円)余りと推定される。