ホイアン:沖合で観光高速船が転覆、17人死亡

2022/02/28 17:48 JST配信

 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の沖合で26日昼ごろ、クーラオチャム島発クアダイビーチ行きの観光高速船「QNa-1152号」が転覆し、17人が死亡した。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 高速船は同日午前9時45分ごろにクーラオチャム島を出発し、乗組員3人と乗客36人の計39人が乗っていた。本土から約2km離れた地点で高波により転覆し、乗員乗客は海に投げ出されたか、船内に残ったままだった。船体は27日午前にビーチに漂着した。

 国境警備隊の救難艇と漁船が出動し、28日午後までに22人を救出し、17人の遺体を収容した。死亡が確認された17人のうちの8人は、ハノイ市ドンアイン郡在住の家族だった。

 高速船は、フオンドン旅行(Cong ty Du lich Phuong Dong、ホイアン市)が所有しているもので、乗客の定員は35人。乗員乗客の全員が救命胴衣を着用していたが、この高速船は頑丈な屋根とガラスで船体が覆われ、出入り口が1つしかない設計となっている。

 ホイアン市人民委員会のグエン・バン・ソン主席によると、同市で運行されている観光高速船約120隻が同様の設計となっている。ソン主席は「こうした設計は水しぶきを避けることができるが、事故が発生した場合に逃げ出しにくい」として、関連機関に対し高速船の設計を変えるよう提案する方針を明らかにした。

[Tuoi Tre 14:37 28/02/2022, 12:15 28/02/2022, 11:33 27/02/2022 / Bao Chinh Phu 12:15 28/02/2022, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部沿岸地方クアンナム省人民裁判所は22日、17人が死亡した観光船転覆事故の裁判の第一審公判を開き...
 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の沖合で2022年2月末、クーラオチャム島発クアダイビーチ行きの...
 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の沖合で2月末、クーラオチャム島発クアダイビーチ行きの観光高...

新着ニュース一覧

 VIETJOベトナムニュースが2024年に配信した「スポーツ」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介...
 VIETJOベトナムニュースが2024年に配信した「エンタメ」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介...
金融市場:株式市場  ベトナムの証券市場には、ホーチミン証券取引所(HSX、2000年設立)とハノイ証券...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 テト(旧正月)が間近に迫ると、帰省ラッシュとなり、そこかしこで辟易するような渋滞が発生する。  ...
 VIETJOベトナムニュースが2024年に配信した「法律」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介しま...
 VIETJOベトナムニュースが2024年に配信した「統計」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介しま...
金融市場:商業銀行セクター  1990年代までは、金庫・たんす預金と現金決済が中心であったベトナムが...
金融市場:外国為替レート  VNDの対USDの為替レートは2000年代前半はVND15,000/USD~VND16,000/USDの...
 VIETJOベトナムニュースが2024年に配信した「政治」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介しま...
 VIETJOベトナムニュースが2024年に配信した「観光」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介しま...
 2025年は新暦1月29日がテト(旧正月)の元旦。テトに際して、VIETJOベトナムニュースから、テトに関する...
 2025年は新暦1月29日がテト(旧正月)の元旦。テトに際して、VIETJO LIFEから、テトに関する過去の記事11...
マクロ経済:物価上昇率(CPI)  2007年と2010年の国内消費の盛り上がりや、リーマンショック後の国際...
マクロ経済:対外収支  外資誘致、堅調な輸出活動、そして在外ベトナム人(越僑や海外派遣労働者など)...
 VIETJOベトナムニュースが2024年に配信した「生活」カテゴリの記事のアクセス数ランキングをご紹介しま...
トップページに戻る