ベトナム人の日本ビザ申請手数料、48年ぶりに引き上げ

2026/03/31 05:49 JST配信

 在ベトナム日本国大使館は、2026年4月1日から2027年3月31日までに受理されるベトナム人向けのビザ(査証)申請手数料を改定すると発表した。この引き上げは1978年以来48年ぶりとなる。

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ビザ申請手数料の改定内容

 今回の改定により、一般旅券(パスポート)でビザを申請する場合の各手数料が引き上げられる。1次ビザの手数料は現行の50万VND(約3030円)から52万VND(約3210円)に引き上げられる。また、数次ビザの手数料は100万VND(約6060円)から103万VND(約6240円)へと変更される。再入国許可の有効期間延長の手数料も50万VNDから52万VNDに引き上げられる。一方で、通過(トランジット)ビザの手数料は12万VND(約730円)に据え置かれる。

日本への旅行需要への影響

 今回の手数料改定について、旅行会社ベト・トラベル(Du Lich Viet)のファム・アイン・ブー副社長は、日本ツアーの費用全体から見れば手数料の引き上げ幅は微々たるものであり、顧客の需要にはほとんど影響しないとの見方を示した。同氏によれば、日本ツアー市場においてベトナム人旅行者がより関心を寄せているのは、ビザのわずかな値上げよりも、ビザの取得率や手続きの利便性だという。

 現在の日本ツアーは中級から準高級の価格帯に位置しており、2500万~3500万VND(約15万2000円~21万2000円)が主流となっている。同氏は、近日開催予定のホーチミン市の観光フェアでは、東京や富士山などを巡る5泊6日のパッケージが約2700万VND(約16万4000円)の優待価格で提供される可能性があることも明かした。

日本とベトナムの相互訪問者数

 日本政府観光局(JNTO)のデータによると、2025年に日本に入国したベトナム人旅行者は67万8000人以上だった。一方、ベトナムを訪れた日本人旅行者も約81万4000人に達しており、両国間の観光交流は活発化している。ブー氏は、今年の桜の季節のツアー予約数には、わずかに影響が出ているものの、大幅な減少はないとしており、ベトナム人旅行者の日本への旅行需要は依然として大きく、旅行業界にとって安定的で成長性の高い市場の一つであると強調している。

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