ベトナムで空手の認知度は100%?【VIETJO LIFEコラム:打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~】

2020/10/08 12:00 JST配信

(本記事は、2020年10月1日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

お久しぶりです。ホーチミンで空手家をしている小野寺天汰です。前回のコラム記事 「空手世界チャンピオン、ベトナム代表デビュー戦」 から約1年が経ってしまいました。

昨年9月に出場権を獲得した、2020年5月日本開催の「第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会」での優勝を目指して稽古に励んでいましたが、コロナウイルスの影響で開催延期となりました。一応、2021年5月開催ということですが、どうなるのでしょうという心境です。

ということで、なかなか目標設定が難しい状況ではありますが、ベトナムで稽古は続けています。前回のコラムで記述した通り、1人で練習し、1人で大会に参加し、結果を残せたことはある種の達成感があったのですが、仲間が欲しいという思いが強くなったことから昨年11月に1区で 空手道場 をオープンさせていただきました。

人が集まるかどうか多少の不安はありましたが、たくさんの仲間ができました。現在、 日本人4割、ベトナム人6割といった会員比率で、9割以上が大人の方 です。

指導の際の言語については、私もどうするか悩んだのですが、日本語で行っています。日本語ベースで全体の指導を進め、分からなさそうな顔をしてたり間違ってたりしたら、近くに行ってジェスチャーと英語と片言のベトナム語を交えて指導をするという感じです。というのも、空手は日本の武道であり、大会では柔道などと同様に「注意」「技あり」「一本」といった言葉がそのまま日本語で統一されています。(テコンドーでは韓国語、ブラジリアン柔術ではポルトガル語で同様に表現されています)日本語や日本の文化に興味がある人も一定数いるので、今後もこの形で進めたいと思っています。

普段ベトナムの人と話してる時に「空手やってます」と言って、「空手?何ですかそれ?」と聞かれたことは一度もありません。細かい内容は抜きにして、 ベトナム人に「空手」という単語は100%通じます 。実はこれは今まで訪れたどの国でもそうでした。アフリカ諸国やベトナム内でもかなり田舎の方に行けば、通じない場合も恐らくあると思いますが、私の経験上は今のところ100%の認知度です。

本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「【第3回】ベトナムで空手の認知度は100%?

コラム「打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~」の一覧はこちら → 「打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~

著者紹介
小野寺 天汰(おのでら てんた)
1996年4月6日生。兵庫県伊丹市出身。関西学院大学商学部卒業。4歳より空手を始め、19歳の時に世界大会で初優勝。21歳でテコンドーのインカレで優勝。22歳でインド・スリランカで単身・空手セミナーを成功。アジアの活気とポテンシャルに魅力を感じ、2019年4月、新卒1年目でホーチミンで家具メーカーの会社員に。ベトナムを空手における「アジアの中心地」へと変えるのが目標です。「打倒ニッポンの空手」でベトナム人とともに最強を目指します。趣味は語学学習とTシャツデザイン。好きな食べ物はステーキとインドカレー。

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