ベトナムに住んでいると、レストランやカフェなどあらゆる所で、Selfie(セルフィー、自撮り)やWefie(ウィーフィー、自分を含めた仲間撮り)をしている人たちを見かけます。スマートフォンの普及に比例する形で、写真を撮る枚数は劇的に増えています。今回は、ベトナム人が何のデバイスを使って、どんな写真を撮影し、その後写真をどうしているのか、 Q&Me を使って調べてみました。
写真撮影には「スマホ」が8割
ベトナム人の8割が「写真を撮影する際にスマホを最も利用する」と回答 しており、半数以上がこれに満足しています。ベトナムではデジカメ等の普及率が高くなる前にカメラ機能付き携帯電話やスマホの普及が進んだため、現在はスマホがベトナム人にとって撮影体験の中心になっています。
撮影枚数は「自撮り」が最も多い
「スマホで写真を撮影する」と答えた回答者の平均写真撮影枚数は、 週に20.9枚 でした。その中でもやはり多いのが、「Selfie」や「Wefie」で、 「Selfie」が週に4.6枚と最も多く、続いて「Wefie」が週に4.5枚 となっています。それ以外では、「食べ物」の写真や「家族」「風景」などの写真が多く撮影されています。
食べ物の写真を見てみると、特に女性は「オシャレなカフェにいった」「お奨めのレストランに行った」など、日常生活を「盛る」ような写真が多いのが特徴的です。
また、自撮りが多いこともあり、カメラアプリの利用も盛んです。200種類以上のフィルターを搭載し、肌色調整やセルフタイマーで撮影できる「Camera360」や、「プリクラ並みに盛れる」と評判の「BeautyPlus」など、 美顔加工アプリが若者に人気 です。やはりこういったアプリは若い女性の間で特に人気ですが、自撮りに関しては男女共通。頻繁に自撮り写真をFacebookにアップしている男性もよく見かけます。
写真はSNSで共有、「Facebookにアップ」が6割
撮影した後の写真ですが、やはり Facebook等ソーシャルで共有する というのが一般的です。一番多いのはやはり、 「Facebookにポストする (57%)」で、他にはZaloやMessengerを使って友達とシェアしています。また、Facebookなどネットでの活動が盛んな人は、そうでない人よりも写真を数多く撮影する傾向があり、シェアを前提とした写真体験が盛り上がっていると言えるでしょう。
※調査は18歳~49歳のベトナム人男女500名に実施したもの