
世界有数のゲーム開発会社であるシンガポールのヴァーチャス(Virtuos)は19日、ホーチミン市を拠点に従業員400人を擁する2D・3Dアート制作スタジオであるグラスエッグ・デジタルメディア(Glass Egg Digital Media)の買収を完了したと発表した。今回の買収は、アート制作とゲーム開発サービスの強化を目的としている。
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ヴァーチャスはすでにホーチミン市にあるスパークス(Sparx)を所有しており、グラスエッグと合わせて、今後ベトナムで1000人近いゲーム専門家を雇用する見通し。さらに6月には、別のスタジオを新設する予定。ヴァーチャスは現地で1500人の従業員を雇用し、ベトナム最大のゲーム開発会社に成長することを目標に掲げている。
グラスエッグは1999年の設立で、2D・3Dのアセットとコンセプトデザインを含む幅広いアートプロダクションサービスを提供している。グラスエッグは3Dの乗り物におけるデザインの卓越性が業界内で認められた後、「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」、「Marvel’s Spider-Man」、「ジュラシック・ワールド・エボリューション」、「ニード・フォー・スピード ヒート」、「Forza Horizon 4」などの有名なゲームに貢献してきた。
ヴァーチャスによる買収後、グラスエッグは「グラスエッグ・ア・ヴァーチャススタジオ(Glass Egg - a Virtuos Studio)」としてリブランディングされ、グラスエッグの共同創設者2人がスタジオを指揮し、独立した運営を継続する。