カインホア省:ニャチャン湾のサンゴ約191ha消失、海洋観光に打撃

2025/07/11 04:31 JST配信
  • 過去20年間で約191haのサンゴ礁焼失
  • 2002~2016年のインフラ開発で125ha消失
  • 保全努力も回復成果は非常に遅い

 ベトナム・ロシア熱帯センターが発表した最新の研究によると、過去20年間で南中部地方カインホア省のニャチャン湾では約191haのサンゴ礁が失われている。

(C) nongnghiepmoitruong
(C) nongnghiepmoitruong

 調査面積の12%に相当する規模で、南中部地方の海洋生態系や、「世界で最も美しい湾」の一つとされるニャチャン湾の観光に深刻な警鐘を鳴らすものと言える。

 160km2の範囲で行われたリモートセンシング画像と機械学習による分析で、ホンムン(Hon Mun)島、ホンモット(Hon Mot)島、ホンミエウ(Hon Mieu)島、ホンチェー(Hon Tre)島、ホンタム(Hon Tam)島周辺が最も深刻な損失を被っていることがわかっている。

 特に、2002年から2016年にかけて行われた、港湾、沿岸道路、リゾートなどの沿岸でのインフラ開発により、125haのサンゴ礁が消失している。

 このほか、陸上からの汚染、違法な水産資源の採取、オニヒトデの異常発生、海水温が30度を超えることによるサンゴの白化現象、過去20年間で計32回の台風など、様々な要因がサンゴの衰退に拍車をかけている。

 ニャチャン湾管理委員会は、ホンムンエリアの封鎖、ベトナム科学技術研究所(VAST)傘下の海洋研究所(VNIO)とのサンゴ礁の調査・回復での協力、ボランティアによる生態系モニタリング、マングローブの再植林やサンゴの苗床づくりなど、数々の保全努力を行っているが、回復の成果は依然として非常に遅いのが現状だ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 南中部地方カインホア省のニャーフー(Nha Phu)湾で、魚が大量死し、サンゴが破壊される被害が確認され...
 南中部沿岸地方カインホア省のニャチャン湾でサンゴの白化現象が深刻化し、サンゴの大量死が発生してい...
 南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市は26日、同省人民委員会に対し、ホンムン(Hon Mun)海洋保護区...
 白化現象によるサンゴの大量死が発生している南中部沿岸地方カインホア省のニャチャン湾について、同省...
 南中部沿岸地方カインホア省のニャチャン湾で、白化現象によるサンゴの大量死が発生している。アフター...

新着ニュース一覧

 旅行者向けの免税ショッピングサービスを提供するスイスのグローバルブルー(Global Blue)の新興市場・...
 中東紛争の影響により、2026年のベトナムの国内総生産(GDP)成長率は、紛争の期間や規模に応じて、政府...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)は17日
 まばらな呼び込みの声が響いては消えていき、ホアフン市場は再び果てしない静寂に包まれる。しかしその...
 メルセデス・ベンツ販売ディーラーのハンサイン自動車サービス[HAX](Haxa
 長距離バス最大手フタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手...
 NTTドコモグループのNTTレゾナントテクノロジー株式会社(東京都千代田区)と、ベトナムを代表するIT最大手
 日本の財務省が発表した2026年2月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+117....
 ハノイ市ドンアイン村の国家展示センター(VEC)で、3月26日(木)から30日(月)まで、国際建築展示会「ベト...
 南中部地方ダナン市人民委員会はこのほど、リエンチエウ港コンテナ埠頭開発プロジェクトの投資家選定結...
 英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ(Savills)が発表したブランドレジデンス(高級ホテルブランドが...
 公安省傘下密輸経済汚職犯罪捜査警察局(C03)は17日、半導体原料の黄リンで世界需要の3割を生産する
 ファム・ミン・チン首相は17日午前、政府官房で伊藤直樹駐ベトナム日本国特命全権大使と会見した。中東...
 日本の厚生労働省が発表した第38回介護福祉士国家試験の結果によると、経済連携協定(EPA)に基づき日本...
トップページに戻る