南中部沿岸地方カインホア省のニャチャン湾でサンゴの白化現象が深刻化し、サンゴの大量死が発生していることを背景に、同省人民委員会は2030年までのニャチャン湾保護計画を発表した。
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計画によると、2023年6月にかけて、ホンムン(Hon Mun)海洋保護区を含むニャチャン湾でのダイビングなど、環境とサンゴ礁に悪影響を与える各種活動を一時停止する。
ニャチャン湾内の既存の海上養殖場は面積を維持するが、養殖活動の監視を強化する。定置網漁は、厳重に保護されるエリアの外に移動させる。適切な技術を導入してサンゴ礁を回復し、サンゴ礁内のプラスチック廃棄物を取り除く。
また、2026年12月にかけて、ニャチャン湾とその周辺海域の海洋保護区におけるウミガメの回復と保護を行う。2023年から2028年にかけては、人工サンゴ礁の造成を試行する。
このほか、ニャチャン湾の海洋保護の調査と機能ゾーニングや、 同湾への廃棄物や廃水の抑制なども行っていく。