シンガポール系調査会社モメンタム・ワークス(Momentum Works)はこのほど、2022年における東南アジアの主要6か国(インドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ベトナム)のフードデリバリー市場に関するレポートを発表した。
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レポートによると、2022年のベトナムにおけるフードデリバリーサービスの流通取引総額(GMV)は11億USD(約1420億円)で、東南アジアの主要6か国の中では最下位だった。
ベトナムで最も人気のあるフードデリバリーアプリは、配車・宅配アプリ大手のグラブ(Grab)の「グラブフード(GrabFood)」とフーディ社(Foody)の「ショッピーフード(ShopeeFood)」で、GMVシェアはそれぞれ45%、41%に達している。
このほか、ウーワブラザーズ(Woowa Brothers)の「配達の民族(Baemin)」が12%、ゴジェック(Go-Jek)の「ゴーフード(GoFood)」が2%となっている。
なお、2022年における東南アジアのフードデリバリーサービスのGMVは163億USD(約2兆0960億円)となり、新型コロナ禍により配達サービスが急拡大した2年間で+5%増加した。
2022年の東南アジアの主要6か国のフードデリバリーサービスのGMVは以下の通り。
1位:インドネシア(45億USD=約5800億円)
2位:タイ(36億USD=約4600億円)
3位:シンガポール(25億USD=約3200億円)
4位:フィリピン(24億USD=約3100億円)
5位:マレーシア(22億USD=約2840億円)
6位:ベトナム(11億USD=約1420億円)