- 韓国に特化したベトナム人介護従事者育成
- 人手不足に陥る韓国の介護現場に人材供給
- 新規ビジネスモデルの構築について協力
不動産仲介業の世紀不動産[CRE](Cen Land)を子会社に持つ地場世紀グループ(Cen Group)はこのほど、韓国の介護スタートアップのケアリング(Caring)との間で業務提携契約を締結した。
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韓国に特化したベトナム人介護従事者(韓国での名称は療養保護士)を育成し、人手不足に陥っている韓国の介護現場に送り込むことが契約締結の狙いだ。両社は今後、韓国語・韓国文化に関する教育、介護サービスの実務教育、雇用創出、介護人材の供給と関連する新規ビジネスモデルの構築について協力していく。
ケアリングのキム・テソン代表は「海外の介護人材が言語や文化の壁を克服し、韓国社会に定着できるよう支援を強化する」と述べている。
これに先立ち、世紀グループは事業を老人介護にも拡大し、子会社の世紀グローバルアカデミー(Cen Global Academy)を通じて、毎年約3000人の看護・介護人材を育成。日本やドイツをはじめとした海外へと派遣している。
一方、ケアリングは7月、米国の投資会社トップ・ウェルス・グループ・ホールディング(Top Wealth Group Holding=TWG)などと、韓国市場に最適化された外国人介護人材の育成や教育などに関して業務提携契約を交わした。TWGは、ベトナムやマレーシアなど東南アジアのネットワークを利用し、現地人材の育成に関する事業を担う。