- ベトナム、総指数54.5の世界38位
- 日本、総指数54.9の世界36位・アジア5位
- ベトナムは「健全性」が最高値
米国の組織・人事コンサルティング会社マーサー(Mercer)と投資専門家の世界的な団体であるCFA協会は、「第16回マーサーCFA協会グローバル年金指数(MCGPI)」を発表した。
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今回新たにランキングに加わったベトナムは、総指数54.5で、世界38位、アジア6位となった。日本は総指数54.9で、世界36位、アジア5位となっている。
総合指数が最も高かったのはオランダ(84.8)で、アイスランド(83.4)、デンマーク(81.6)が僅差で続いた。アジアでは、シンガポール(78.7)がトップの座を維持し、前年の7位から5位に躍進した。
MCGPIは、世界各国の年金制度のベンチマークとして、各制度の弱点を浮き彫りにし、より充実した、持続可能な年金給付を提供するために改革すべき領域を示している。2024年度は、全世界48の退職所得制度を比較し、世界人口の65%をカバーしている。各国の制度の総合指数は、「十分性」、「持続性」、「健全性」に大別される50以上の項目から構成され、これら3つのサブ指数を加重平均して算出している。
サブ指数で最も高い値を示したのは、オランダの「健全性」(86.3)、アイスランドの「持続性」(84.3)、フィンランドの「十分性」(90.8)だった。
ベトナムは、「健全性」が69.3、「十分性」が56.8、「持続性」が41.3だった。
ランキングのトップ10は以下の通り。
1位:オランダ
2位:アイスランド
3位:デンマーク
4位:イスラエル
5位:シンガポール
6位:オーストラリア
7位:フィンランド
8位:ノルウェー
9位:チリ
10位:スウェーデン