不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)はこのほど、ハノイ市の「ハノイ国際スポーツ都市区」で建設中の13万5000人を収容できる巨大スタジアムの正式名称を、同社傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)にちなんで「ビンファスト・スタジアム(VinFast Stadium)」とすることを発表した。
![]() (C) Vingroup |
同施設に「ビンファスト」の名称を採用したのは、新時代におけるベトナム人の気概と知性、精神をたたえるとともに、国際的な飛躍への志を示し、世界に向けてベトナムのイメージを発信する狙いからだ。
同スタジアムは面積73.3haで、ハノイ市南部の玄関口に位置し、同都市区の中核施設となる。国際サッカー連盟(FIFA)の基準を満たし、完成後は世界最大の自動開閉式屋根を備えるほか、収容人数でも世界最大規模となる見通しだ。
人工知能(AI)を活用した6~10時間でピッチを張り替える技術や、第5世代移動通信システム(5G)に接続したスマートシート、リアルタイムの警備・動線管理システムを導入し、70%の節水を実現する水再利用システムなどの環境配慮型設計となる。
2025年12月の着工から約7か月が経過し、杭打ち工事は100%完了している。基礎および1階の盛土工事は70%超の進捗で、2026年12月までに鉄筋コンクリート構造を完成させ、2027年5月に屋根を設置し、同年7月の完成を目指している。
同スタジアムはこれまで「ラックベト(貉越)」や「チョンドン(銅鼓)」、「フンブオン(雄王)」などの名称で呼ばれており、今回で4回目の改称となる。ドンソン銅鼓とラック鳥をモチーフにした外観デザインが特徴で、完成後は北朝鮮の綾羅島5月1日競技場やインドのナレンドラ・モディ・スタジアムを追い抜き、単一のスタジアムとして世界最大規模となる。
現在ベトナムで最大規模を誇り、約4万人を収容できるハノイ市のミーディン国立競技場の3倍以上の収容規模となり、将来的にはアジア競技大会(ASIAD)やFIFAワールドカップ、オリンピックなどの国際大会の招致を目指す。








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