- ベトナムオレンジ指数レポートを発表
- ベトナムは50pt、世界平均は41pt
- コミュニティへの影響などを評価
24日に発表された社会的インパクト投資を評価する2024年のベトナムオレンジ指数レポート(2024 Vietnam Orange Index Report)によると、ベトナムの指数は50ポイントで、世界平均の41ポイントを大きく上回った。
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これは、ベトナム商工連盟(VCCI)とカナダ・グローバル連携省(GAC)がハノイ市で同日開催した「持続可能な未来に向けたインパクト投資の促進」をテーマにしたベトナムインパクト投資フォーラム2024で発表されたもの。
オレンジ指数はシンガポールを拠点とする投資コンサルティング会社「インパクト・インベストメント・エクスチェンジ(IIX)」が提唱したもので、国家の開発における◇コミュニティへの影響、◇ジェンダー、◇気候の3つの柱を評価することに重点を置いている。
IIXが持続可能な零細・中小企業から収集したデータに基づいて算出しており、1~100ポイントのスコアで評価し、100ポイントが最高点となっている。
社会的インパクト投資とは、財務的な収益を追求しつつ、ポジティブで測定可能な社会的および環境的インパクトの創出を目的とする投資行動のこと。
社会的インパクト投資は、ベトナムでも注目を集めている。国連開発計画(UNDP)と計画投資省の報告によると、ベトナムには社会的インパクト投資に携わる企業が約2万2000社あり、このうち89%が零細または小規模企業に分類され、72%は年間売上高が50億VND(約3000万円)未満となっている。