地場ドローンメーカー、韓国企業と提携 山火事感知システム導入へ

2025/05/15 13:54 JST配信
  • GTELロボット、韓国スフィアAXと提携
  • 山林保護プロジェクトの推進で覚書締結
  • 両社の技術を合わせた安全監視システム事業

 ソフトウェア開発などを手掛ける韓国のスフィアAX(SPHERE AX)はこのほど、ベトナム国防省のドローン製造ライセンスを有し、ベトナム唯一のドローンメーカーであるGTELロボット(GTEL ROBOT、ハノイ市)との間で、ベトナムの山林保護プロジェクトの推進に向けた覚書(MOU)を締結した。

(C) スフィアAX
(C) スフィアAX

 スフィアAXの主力製品となっている、監視カメラを使用した山火事の煙感知ソリューション「ファイアウォッチャー(FIREWATCHER)」と、GTELロボットが製造するデュアルカメラおよびRGBカラーカメラを搭載した熱感知機能を持つドローンを連動し、南中部沿岸地方ダナン市において山火事監視プロジェクトを共同推進する。

 また、ベトナム公安省が人工知能(AI)技術とドローンを活用した無人監視システムの導入に関心を寄せていることから、スフィアAXのAI映像分析技術とGTELロボットの技術を組み合わせた安全監視システム事業を共同で進める。

 このほか、スフィアAXは、携帯通信大手モビフォン(Mobifone)と共に、通信ネットワークとファイアウォッチャーを活用した山火事監視プロジェクトを推進する。

 スフィアAXはベトナムを海外進出の主要拠点と定め、現在現地法人の設立を進めている。

[スフィアAX報道資料 07/05/2025, S]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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