- トランプ氏の25年個人資産開示報告書
- 米政府倫理局の報告書にも記載あり
- フンイエン省で不動産複合施設を共同開発

ドナルド・トランプ米大統領の2025年個人資産開示報告書には、ベトナムでのフランチャイズ契約による500万USD(約7億2400万円)の収入が記録されている。
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米国政府倫理局が発表した報告書にも、トランプ大統領の一族が経営するトランプ・オーガナイゼーション(The Trump Organization)の子会社DTマークス・ベトナム(DT Marks Vietnam)を通じて、フンイエンホテルサービス(HY Hospitality)から500万USDのフランチャイズ料を受け取る予定との記載がある。
フンイエンホテルサービスは、複数の大規模工業団地を運営する工業団地開発大手キンバックシティーグループ[KBC](Kinh Bac City Group)の子会社で、2024年9月に資本金500億VND(約2億7700万円)で設立された。
トランプ・オーガナイゼーションとフンイエンホテルサービスは同年10月、北部紅河デルタ地方フンイエン省にホテルやゴルフ場、高級住宅区などからなる不動産複合施設を共同で開発すると発表した。同案件の投資総額は15億USD(約2170億円)となっている。
フランチャイズ契約の実際の金額は公開されておらず、「評価が困難な価値」とのみ記されていて、このブランドの取引の価値には多くの要素が関連している可能性があることを示唆している。
DTマークス・ベトナムの出資比率は、トランプ関連ブランドの管理を専門に行っているDTTMオペレーション(DTTM Operation)が79%、トランプ氏の家族が20%、DTマークス・ベトナム傘下企業が1%となっている。