- 最大4000人規模の教育複合施設案件
- 教室棟、学生寮、多目的施設など併設
- ビンズオン省の戦略と連動する重点事業

国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地方ビンズオン省で最大4000人規模の教育複合施設案件を着工した。
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同施設は、ビンズオン省タンウエン市タイホア街区にある面積8万4000m2の用地に建設され、延床面積は約13万m2となる。教室棟、学生寮、多目的施設、サッカー場などを併設する。完成時期は2026年1~3月期、運用開始時期は同年7~9月を予定している。
このプロジェクトは、ビンズオン省が掲げるイノベーション・人材育成・デジタルインフラ整備に向けた戦略と連動する重点事業と位置付けられており、教育分野におけるFPTの長期ビジョンと社会的責任を表している。
FPTのグエン・バン・コア社長は着工式で、「教育は科学技術の発展、国際統合、国家のデジタル化、民間経済の発展という4本柱の戦略を実現する基盤だ」と強調した。今後も地方自治体と連携し、デジタル時代に対応した教育エコシステムの構築を進める方針を示した。
なお、FPTは現在、全国各地で教育ネットワークを展開しており、教育施設約90か所と学習者14万5000人を擁している。