ペトロベトナムグループ(Vietnam National Oil and Gas Group＝PVN)の子会社でズンクアット製油所を運営するビンソン製油石化[BSR](Binh Son Refining And Petrochemical)は23日、南中部沿岸地方ダナン市で「BSRイノベーションセンター(BSR-IC)」の設立を発表した。

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　BSR-ICは、ダナン市ハイチャウ区のダナンソフトウェアパーク内に設置される。科学技術・自然科学分野での技術研究・開発、石油精製・化学業界の設備の修理・保守、石油製品・中間製品・バイオ燃料の生産・加工・販売に関わる技術サービスの提供、運転・メンテナンス・検査・消防・環境・医療・労働安全などの業務における人材の管理・供給、国際規格(ISO)に基づく品質保証体制のコンサルティング・評価などを行う。

　同センターは、若手技術者、専門家、スタートアップ、大学など、国内の技術・研究コミュニティとも連携し、知識と技術をもとに未来を切り拓く研究拠点となることを目指す。

　BSRはこれに先立つ4日、商業ベースとして初めて持続可能な航空燃料(SAF)を出荷し、次世代エネルギーの研究・応用において重要な一歩を踏み出した。BSR-ICの設立は、技術・研究力の向上だけでなく、グリーン転換の推進、エネルギー分野の未来構築にも貢献するものと期待される。