- ベトナム、世界で3番目に大きいR&D拠点に
- ホーチミンに2か所、ダナンに1か所を開設
- 世界の半導体のイノベーションの中心地に
半導体設計の米マーベル・テクノロジー・グループ(Marvell Technology Group)は9月30日、ベトナム国内の3か所に新事務所を開設した。
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これにより、同社にとってベトナムは、500人余りのエンジニアを擁する世界で3番目に規模の大きい研究開発(R&D)拠点となった。
新事務所は、ホーチミン市の賃貸オフィス「イータウン6(e.town 6)」と「UOAタワー(UOA Tower)」、南中部地方ダナン市第2ソフトウェアパーク内のICTオフィスビル「ICT1」に入居している。このうち「イータウン6」の事務所は最大規模で、半導体チップの試験を行うための先進的な検査ツールを備えたラボが整備されている。
マーベルのグローバルデータセンター部門責任者のサンディープ・バラティ(Sandeep Bharathi)氏は、新しいラボは同社の半導体研究・試験への長期的なコミットメントを示すとともに、ベトナムが世界の半導体のイノベーションの中心地として、戦略的役割を担うことへの信頼を反映していると述べた。
同社の現地法人マーベル・テクノロジー・ベトナム(Marvell Technology Vietnam)のレ・クアン・ダム社長によると、ベトナム人エンジニアは半導体産業の最も先端的で複雑な技術プロジェクトに携わっている。エンジニアの人数が急速に増えていることが、エンジニアの質と潜在能力の高さを明確に証明していると語った。