ベトナム初、ディエンビエン省でUAV利用の「低空経済」試験運用

2026/06/25 05:11 JST配信

 西北部地方ディエンビエン省人民委員会は23日、ドローンなどの無人航空機(UAV)を利用した低空経済(Low-Altitude Economy=LAE)発展のためのサンドボックス(試験運用)を承認する決定第1291号/QD-UBNDを下した。同モデルの試験運用を許可した省・市はディエンビエン省が全国初となる。

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 試験運用期間は2027年5月31日までで、期間中に約6000回のフライトを実施し、飛行安全率99%以上を目標とする。ベトナム郵便総公社(ベトナムポスト=Vietnam Post)が実施と運用を担当し、ベトナムのIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)や他の製造企業が技術面、UAV機器、飛行制御ソフトウェアシステムを提供する。

 対象は、◇農業、◇物流、◇医療、◇デジタルマッピングの4分野となる。農業分野では農産物や資材の輸送、種まき、農薬散布、病害虫の発見などを支援し、シンフィン村(xa Sinh Phinh)の茶畑やムオンアン(Muong Ang)のコーヒー栽培地、トゥアンザオ(Tuan Giao)のマカダミア栽培地などで試験を行う。医療分野では、ムオンアン医療センターからナータウ村(xa Na Tau)などの各診療所へ薬や医療物資、病理サンプルを緊急輸送するネットワークを構築する。

 すべての飛行活動は現行の規定に従って登録と承認を受ける必要があり、国防、安全保障、飛行安全、情報セキュリティなどを遵守しなければならない。初期段階では各月ごとに飛行許可を申請して評価を行い、経験を蓄積した上で今後の規模拡大を検討していく。この試験運用は、将来的な低空経済の発展に向けたメカニズムや政策を完成させるための実践的基盤になると期待されている。

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