不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の国際総合病院ビンメック(Vinmec)は、ベトナム初となる高度ロボット手術センターを開設した。世界トップクラスの手術ロボットを導入し、複数の診療科や病院、国際的な技術パートナーを結ぶマルチコネクトロボットエコシステムを構築する。
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全国の病院をつなぐロボットエコシステム
同センターは単独で機器を導入するのではなく、統一された運用プラットフォームを通じてビンメック系列の全国の病院をつなぐ。
ハノイ市のビンメック・タイムズシティ国際総合病院が中核となり、ビンメック・スマートシティ(ハノイ市)やビンメック・ダナン(南中部地方ダナン市)などの各病院と連携する。
一般外科分野では、ダヴィンチXi(Da Vinci Xi)や、5Gを活用した遠隔手術に対応するトウマイMT-1000(Toumai MT-1000)などを運用する。整形外科や神経・脊椎分野でも次世代ロボットやリアルタイム画像確認システムを導入し、安全性の向上と合併症のリスク低減を図る。
患者支援基金の設立と今後の展望
ビンメックはまた、VICから約3000億VND(約18億4000万円)の資金提供を受け、「ロボット手術患者支援基金」を設立した。これにより、全国の患者、特に経済的に困難な状況にある患者が高度な外科的治療を受ける機会を拡大することを目指す。
保健省のチャン・バン・トゥアン次官は、治療や科学研究、技術移転などを網羅するエコシステムを構築するというビンメックの方向性を評価した。同センターの開設は、ベトナムが東南アジアにおけるロボット手術と高度医療の新たなハブとなるための基盤を築くものと期待されている。



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