不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンスペース(VinSpace)は、米国の航空宇宙メーカーであるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX=SpaceX)と衛星の打ち上げ契約を締結した。
![]() (C) Vingroup |
同社が独自に設計・開発する初の人工衛星は、2027年4~6月にスペースXの相乗りプログラムを通じて宇宙軌道に投入される予定だ。
合意に基づき、ビンスペースの衛星は、複数の顧客が1回の打ち上げを共有する「トランスポーター・ライドシェア」プログラムを利用して軌道に運ばれる。研究開発から製造、運用までを一貫してビンスペースが担う。
ビンスペースは、ベトナム国内の商業宇宙エコシステム構築と世界の宇宙価値チェーンへの接続を目指す。
ビンスペースは2025年11月に設立され、資本金は3000億VND(約18億円)となっている。VICのファム・ニャット・ブオン会長が71%、VICが19%、ブオン会長の息子2人がそれぞれ5%を出資している。
社長のトゥー氏は、IT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPT大学FPT技術研究所宇宙研究部(FSpace)のリーダーとして2012年に超小型衛星「F-1」プロジェクトを成功させた専門家でもある。同プロジェクトは、FPT、科学技術省、国際宇宙航行連盟(IAF)、国連宇宙部(UNOOSA)などの支援を受けて行われた。
世界の超小型衛星市場は、2025年の142億1000万USD(約2兆2600億円)から2026年には151億8000万USD(約2兆4000億円)へ拡大する見通しだ。国内では、ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)も2030年の衛星打ち上げに向け研究を進めている。







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