中国の自動車大手である長安汽車(Changan Automobile)の新エネルギー車(NEV)ブランド「深藍汽車(Deepal)」が、ベトナム市場に参入する見通しだ。国内の商標登録データから同ブランドなどの申請が判明した。
![]() (C) Deepal |
長安汽車は2025年初めに、大手長距離バス会社のフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛けるキムロン・モーター(Kim Long Motor)と、北中部地方フエ市に5~7人乗り乗用車の製造工場を建設する契約を結んでおり、「深藍汽車」ブランド車もベトナムで組み立てられる可能性がある。
投入が予想される2種類のSUV
商標登録が申請されたのは、ベトナムで需要が高いCセグメントのスポーツ用多目的車(SUV)である「S05」と、より大型の「S07」だ。いずれもバッテリー式電気自動車(BEV)と、発電用エンジンを搭載した航続距離延長型電気自動車(EREV)を用意している。
「S05」は、ホンダベトナム(HVN)の「CR-V」と同程度のサイズとなっている。BEV仕様は、中国の車載電池最大手である寧徳時代新能源科技(CATL)製の電池を搭載し、航続距離は510kmとなる。内装には米クアルコム(Qualcomm)の高性能チップ「スナップドラゴン(Snapdragon)」を採用した液晶画面などを備える。
一方、上位モデルの「S07」は、BEV仕様で最大192kW(258馬力)を発揮し、最大620kmの走行が可能となる。EREV仕様では、総航続距離が1100kmを超える。車内にはソニー(Sony)製のスピーカーや大型サンルーフなど、充実した快適装備を搭載する。
現時点でキムロンモーターからの公式発表はないが、新エネルギー車市場の選択肢が広がることで、今後のシェア争いが一段と活発化しそうだ。







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