先月末に施行された第21号政令により、生後12ヶ月未満の乳児用の粉ミルク広告が全面禁止となった。生後12ヶ月~24ヶ月児用の粉ミルクに関しては、広告掲載前に保健省への届出が必要となり、また、「子供の発育には母乳が一番」というキャッチコピーを広告内に添付することが義務付けられる。
この政令はまた、粉ミルク製造会社による、医療機関への無料サンプル配布や、キャンペーン事業も禁止している。多くの国ではタバコ広告に、「タバコは健康を害します」というキャッチコピーの添付を義務付けているが、「消費者に『粉ミルクが母乳よりも栄養価が高い』という誤解を与えないため」、粉ミルク広告に規制を行う国は珍しい。