ベトナム、粗鋼生産で初の世界トップ10入り HPGが成長牽引

2026/05/27 13:57 JST配信

 世界鉄鋼協会(World Steel)が発表した最新データによると、ベトナムが初めて世界の粗鋼生産量でトップ10入りを果たした。

(C) TTXVN
(C) TTXVN

 2026年4月の粗鋼生産量は前年同月比+4%増の210万tとなり、イタリアを抜いて世界トップ10に躍り出た。1~4月期の累計生産量は前年同期比+8.4%増の850万tに達し、力強い成長を示している。

 ベトナムが順位を上げた背景には、自国の生産能力向上だけでなく、中東情勢の緊迫化という外的要因も絡んでいる。これまでトップ10の常連だったイランは、紛争激化で主要な製鉄所2か所が深刻な被害を受け、4月の生産量が180万tまで落ち込み12位へと転落した。この状況が続けば、ベトナムは2026年通年でも世界のトップ10を維持する見通しだ。

 ベトナム鉄鋼協会(VSA)によると、ベトナムの鉄鋼産業は過去20年間で目覚ましい発展を遂げている。2000年代初頭はビレットの輸入に頼っていたが、現在では建設用から機械製造、造船、防衛産業に至るまで、多様な需要に自国内で対応可能となった。

HPGが国内粗鋼生産の約45%を担う

 2025年のベトナムの粗鋼生産量は2460万tで、東南アジア最大、世界では11位となった。この成長を力強く牽引しているのが、鉄鋼大手で多角化路線を歩むホアファットグループ[HPG](Hoa Phat Group)だ。同社は2025年のベトナム国内粗鋼生産量2460万tのうち、44.7%に相当する1100万tを生産した。

 次いで、ベトナム鉄鋼[TVN](VN Steel)や台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)が大きなシェアを占める。2026年にHPGは前年比+30%増の1400万t超の生産を見込んでおり、ベトナムの鉄鋼大国としての地位は今後さらに強固なものとなることが予想される。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 ホーチミン市旧4区のサイゴン港と同市コンダオ特区(旧バリア・ブンタウ省コンダオ島)を結ぶ新たな高速...
 世界鉄鋼協会(World Steel)が発表した最新データによると、ベトナムが初めて世界の粗鋼生産量でトップ1...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 25日、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)
 故ホー・チ・ミン主席が産声を上げ、幼少期を過ごしたまさにその場所が、ホー主席の生涯と革命の軌跡に...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 日本で5月23日に放送されたアニメ「ドラえもん」のベトナムを舞台とした特別エピソードで、背景グラフ...
 ベトナム人医師のゴ・ハイ・ソン氏は24日、ヒマラヤ山脈のエベレスト(標高8848m)、ローツェ(同8516m)、...
 野村不動産株式会社(東京都港区)は、ハノイ市とホーチミン市で、それぞれ新たな大型分譲住宅の開発プロ...
 ホーチミン市警察は26日、ベンタイン街区(旧1区)で発生した外国人銃撃事件について記者会見を開き、サ...
 精密ばねメーカーの株式会社光洋(大阪府東大阪市)は、精密金型の設計や製作などを手掛ける株式会社片岡...
 ホーチミン市タンフー街区(旧トゥードゥック市)のスオイティエン公園(120 xa lo Ha Noi, phuong Tan Ph...
 北部では気温40度を超える猛暑が続いており、ハノイ市バックマイ病院の救急センターA9では、熱中症や熱...
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、1
 北部地方および中部地方では猛暑の影響で電力消費量が急増し、北部の電力需要は2026年初来で最高を記録...
トップページに戻る