公安省機動警察司令部傘下の騎馬警察隊で6年間にわたり活動してきたモンゴル馬20頭がモンゴルに引き渡され、祖国への帰還を果たした。今回引き渡されたのは、2020年にモンゴル政府から寄贈された馬たちだ。遊牧文化が根付くモンゴルにおいて、馬は貴重な財産とみなされている。
![]() (C) Tien Phong |
20頭を乗せた専用機は5日午後5時、ハノイ市のノイバイ国際空港を出発し、約5時間後にモンゴルのチンギスハーン国際空港に到着した。現地では盛大な歓迎式典が行われ、モンゴルの伝統的な作法で迎えられた。他国から返還された馬を最高位の伝統儀式で迎えるのは、モンゴルでは今回が初めてだという。
馬の輸送は、モンゴルの物流会社オンドゥル・ゾトル・ロジスティクス(Ondur Zotol Logistics)と、地場ゴールデン・サン・ロジスティクス(Golden Sun Logistics)が手配し、専門家や獣医が同行した。また、地場ROXグループ(ROX Group)とマリタイムバンク[MSB](Maritime Bank)が輸送費を支援した。
モンゴル馬20頭は、ベトナムの気候や飼料など異なる環境に適応した後、エンジン音やクラクション、銃声、煙、群衆などに慣れる訓練や、障害物、塹壕、湿地、複雑な地形を走破する訓練を受け、騎馬警察隊の重要な任務を支えてきた。また、モンゴル馬の繁殖にも成功し、5年間で50頭以上の子馬が生まれ、全体の飼育頭数は150頭を超えた。
騎馬警察隊は2020年1月に発足し、山岳地帯や国境など複雑な地域での犯罪対策や暴動の鎮圧などを担っている。2023年11月にモンゴルのオフナー・フレルスフ大統領がベトナムを訪問した際には、両国首脳が騎馬警察隊を緊密な協力関係の証として評価した。今回の20頭の帰還は、ベトナムとモンゴルの友好関係を象徴する出来事となった。






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