ホーチミン市交通運輸局傘下の公共交通管理センターは8日から、同市における公共バス向けチケットの自動支払い方法の試験導入を開始した。スマートカード「ユニパス(UniPass)」を利用した決済と、スマートフォンを通じたQRコード決済の2つの方法がある。
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スマートカード決済では、カードに入金し、バスに乗車するときにカードをカードリーダーに軽く触れるだけで支払いが完了する。運賃は乗客の口座残高から差し引かれる。
一方、QRコード決済では、モバイル決済アプリ「ザロペイ(ZaloPay)」上でQRコード決済機能を選択し、同アプリに表示されるQRコードをバスのQRコードリーダーに読み取らせるだけで決済ができる。
試験展開は、2段階に分けて1年間にわたり実施する。第1期(3月~6月)は、86番、50番、52番、55番、30番、93番、59番、68番、69番の9路線の141台を対象とする。第2期は、10番、18番、28番、45番、54番、91番、150番の7路線の139台を対象とする。原資は市の予算から拠出せず、Zion社とベトバンク(Vietbank)の資金で賄う。