国交省の下水道技術海外実証事業、雨水管理のスマート化技術を採択

2025/07/17 03:16 JST配信
  • 日本の下水道技術の海外展開を推進
  • ハイフォンで雨水管理スマート化技術実証
  • 浸水原因の推定やハード対策の立案に活用

 日本の国土交通省は、日本の下水道技術の海外展開を推進する「下水道技術海外実証事業(WOW TO JAPANプロジェクト)」における2025年度の新規案件を、ベトナムの「雨水管理のスマート化技術に係る実証事業」に決定した。

(C) 国土交通省
(C) 国土交通省

 「WOW TO JAPANプロジェクトは、海外諸国のニーズに適した日本の下水道技術の海外展開を推進するため、海外における実証試験を通じ、当該技術の有効性などを確認するとともに、その普及活動を行うもの。

 今回採択された事業では、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で雨水管理のスマート化技術を実証する。実施者は、株式会社日水コン(東京都新宿区)と北九州市上下水道局で構成される「ベトナム国における雨水管理のスマート化技術に係る実証事業共同事業体」となる。

 具体的には、都市化と気候変動により浸水被害が深刻化しているベトナムで、降雨情報とマンホール内水位をクラウド型GISに集約し、管理画面上でリアルタイム表示するシステムの有効性を実証する。

 また、大雨時に設定した警戒水位に達するとリアルタイムでアラートを受信し、下水道管理者が機動的に水防活動を展開できるほか、浸水原因の推定や効果的なハード対策の立案に活用できることも実証する。

[2025年7月16日 国土交通省報道発表資料 A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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