- 台湾パンジットに子会社の持分95%譲渡
- ウエハ設計とその製造工程に経営資源集中
- TVSはトレックスの連結範囲から除外
半導体デバイスの開発・設計・製造・販売を手掛けるトレックス・セミコンダクター株式会社(東京都中央区)は、半導体製品の世界的IDMメーカーである台湾のパンジット・インターナショナル(PANJIT INTERNATIONAL)との間で、トレックスの連結子会社であるトレックス・ベトナム・セミコンダクター(TOREX VIETNAM SEMICONDUCTOR=TVS、ホーチミン市(旧ビンズオン省))について、トレックスが保有する持分の95%をパンジットに譲渡する。両社は17日付けで契約を締結した。
![]() (C) トレックス・セミコンダクター |
TVSはトレックスの連結子会社として、同社製品のパッケージ製造工程(後工程)を展開している。トレックスは、企業価値の向上に向けて、ウエハ設計とその製造工程(前工程)に経営資源を集中する。パッケージ製造については、TVSの持分をパンジットに譲渡することで、パンジットの製造技術力とトレックスの設計開発力を活かし、相互にシナジー効果を発揮するとともに、継続性のある協力関係を構築することが最善と判断した。
トレックス・ベトナム・セミコンダクターは2008年5月の設立。資本金は580万USD(約9億円)で、トレックスが100%出資している。このうち95%をパンジットに譲渡し、異動後のトレックスの所有持分数は5%となる。譲渡価額は1003万2000USD(約15億5000万円)を基準として、譲渡実行日時点のTVSの純資産価額に応じて調整された一定の金額となる。
実際の持分譲渡の実行日は、ベトナム当局の承認などの各種手続き完了後になることから、一定の期間を要する見込みだ。また、持分譲渡が完了した場合には、TVSはトレックスの連結範囲から除外される予定となっている。



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