国際協力機構(JICA)の田中明彦理事長は8日から12日にかけて、ハノイ市およびホーチミン市を訪問し、レ・ミン・フン首相や財政相などの政府要人と会談した。ベトナムが目指す2045年の高所得国入りに向けた今後の日越協力について意見交換を行った。
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4つの重点分野での協力を推進
フン首相との会談で田中理事長は、◇科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーション(DX)、◇企業成長とグローバルバリューチェーンへの参画拡大、◇投資環境、◇戦略的インフラの4分野を重点に置いた協力関係を推進する意向を伝えた。
フン首相は、JICAのこれまでの支援に感謝を示すとともに、2桁の経済成長に資する科学技術分野を中心とした人材育成やインフラ整備への期待を表明した。
また、田中理事長は、埼玉大学大学院政策科学研究科(現・政策研究大学院大学(GRIPS)の前身)の留学経験者であるフン首相に対し、自身が過去に学長を務めていた縁にも触れ、首相就任の祝辞と経済発展への期待を述べた。
ホーチミン市メトロ1号線を視察
滞在中、田中理事長は2024年12月に開業したホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン区間)に乗車し、「意匠を凝らした駅舎デザインも含め、世界最先端のメトロであるとの印象を受け、非常に質の高い乗車体験だった」と評価した。



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