- 37歳のペートンタン新首相と電話会談
- タクシン元首相の次女、8月中旬に選出
- 越泰の両国協力関係を新たな高みに
ファム・ミン・チン首相は29日、タイの新首相となったペートンタン・チナワット首相との電話会談に臨んだ。タクシン・チナワット元首相の次女で、最大与党・タイ貢献党の党首であるペートンタン氏は8月16日に、37歳という同国史上最年少の若さで首相に選出された。
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チン首相はペートンタン首相の就任に祝辞を述べ、ベトナムがタイとの関係を非常に重視し、相互信頼に基づく実質的な協力関係を強化したいとの希望を示した。
一方のペートンタン首相は祝辞への謝辞を述べた後、両国間の包括的かつ効果的な協力を強化するため、ベトナムと協力する準備があるとし、ベトナムは地域における重要なパートナー国であると強調した。
また両首相は、両国間の戦略的パートナーシップがあらゆる分野で強力かつ効果的に発展していると評価し、両国関係を新たな高みに引き上げることで一致。
チン首相は、東南アジア諸国連合(ASEAN)においてベトナム最大の貿易相手国であり、域内第2位の投資国であるタイの役割を評価し、引き続きベトナムで事業展開するタイ企業に便宜を図ることを約束した。
ペートンタン首相は、両国経済には相互補完性があるとし、協力による発展促進を望んだ。さらに両首相は、両国間貿易額を早期に250億USD(約3兆6000億円)に増やすべく緊密に連携し、両国経済の接続性を高めることの必要性について共通認識を示した。