• 南アフリカ大統領がベトナム公式訪問
• 滞在中にクオン国家主席、チン首相と会見
• 経済・貿易・国防などで協力関係強化へ

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　ルオン・クオン国家主席は23日、ベトナムを公式訪問した南アフリカ共和国のマタメラ・シリル・ラマポーザ大統領と会談した。

（C）Dan Tri

　ラマポーザ大統領はこの席で、南アフリカのみならず、世界が大きな変化の波に直面している中、今回の訪問はベトナムとの関係を強化する南アフリカの決意を示すものだと強調した。 

　両首脳は、協力関係を一層深化させるべく、年内に両国関係を戦略的パートナーシップへ格上げする方針で一致した。政治的信頼を強化するため、政党や政府、国会、地方自治体、企業などを含むあらゆるレベルの訪問・交流を増やすことで合意した。

　経済分野について、双方は貿易・投資協力を両国の市場規模と需要に見合う水準へ引き上げることで一致した。両首脳は、互いが強みを持つ商品の市場開放を進め、双方の企業が相手国と地域市場へ進出できるよう促進することを提案した。

　双方はまた、国防・安全保障、エネルギー、鉱業、製造業、農業、国連平和維持活動、教育、職業訓練、インフラ整備、グリーン経済など、重要かつ潜在的な分野での協力を強化する。さらに、両国民の相互理解を深めるため、人的交流、芸術、文化、スポーツ、観光分野での交流を推進する。

　さらに、◇司法共助協定、◇鉱物資源開発協定、◇二重課税防止協定、◇一般旅券所持者に対する査証免除協定など、法的枠組みを早期に整備することで一致した。

　ラマポーザ大統領は同日、ファム・ミン・チン首相とも会見した。大統領は、ベトナムの効果的な発展モデルと外交方針を評価し、電気自動車(EV)産業、鉱業、製造業、農業、人材育成、海運などの分野で、両国企業間の連携を強化したい意向を示した。