不動産市場では2026年7~9月、買い控えが広がる中、不動産価格が広範に下落した。建設省によると、同期間の全国の不動産取引の成約件数は前期比▲8%減の約9万2004件にとどまった。
![]() (C) 建設省 |
27省・市からの報告によると、不動産開発案件の未販売物件は約5万1950戸・区画となり、前期から増加した。特に分譲住宅地の在庫は前期比+75.3%増と急増し、価格への下押し圧力が強まっている。
ベトナムの大手オンライン不動産仲介サイト「バットドンサン(Batdongsan=不動産)」<Batdongsan.com.vn>によると、ハノイ市では、7~9月の販売価格は分譲住宅地が前期比▲10%低下し、下落幅が最大となった。マンションは▲5%、庭付き一戸建ては▲3%低下した。
一方、一般の一戸建て住宅の販売価格は全体的に横ばいだったものの、ハノイ市旧ホアンキエム区では▲8%低下、旧ドンアイン郡および旧カウザイ区では▲5%低下した。
市場シェア3割を握る不動産仲介最大手ダットサイン不動産サービス[DXS](Dat Xanh Real Estate Service)傘下の経済・金融・不動産研究所(DXS-FERI)も、新規分譲物件の販売価格が前期比▲5~20%下落したと指摘しており、資金回収を急ぐ投資家が値下げを進める一方、買い手がつきにくい状況が続いている。
政府も対応を強化しており、ファム・ザー・トゥック第一副首相が主宰した会合で、建設省は、1~9月期に社会住宅(低所得者向け住宅)4万6962戸が完成したと報告した。
また、ベトナム国家銀行(中央銀行)によると、8月末時点の不動産向け貸出残高は5210兆VND(約31兆6000億円)に達した。政府は決議第33号/NQ-CPに基づく社会住宅向け優遇融資枠を153兆VND(約9300億円)超へ拡大し、市場回復を図っている。







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