8月27日午後2時ごろ、ホーチミン市2区タインミーロイ地区の省道25B線でコンテナ車の台車から20フィートコンテナが落下し、このコンテナに倒された電柱が近くのカフェを押しつぶす事故が起きた。事故当時店内にいた客8人はからくも脱出し難を逃れた。
目撃者によると、このコンテナ車は猛スピードで走行中に道路の陥没部分に突っ込み、その強い衝撃でコンテナが落下、地面に叩きつけられたコンテナの扉が開いて、中から半液体状の化学物質が流れ出たという。潤滑油とよく似た物質だったため、付近の多くの住民がこの化学物質をすくい集めてその場で売りに出すという騒ぎになった。
この化学物質の製造元は、火災の恐れがあるとして担当者を現場に急行させ処理に当たらせた。担当者の話では、この化学物質はポリウレタンの製造に使われるポリプロピレングリコール(PPG)で、20トンのPPGがビニール袋に入れた状態でコンテナに詰められていたという。この事故により現場は3時間以上にわたって大渋滞となった。
2008/9/3 13:11 JST 「クレーン車」を「コンテナ車」に訂正しました。