ホーチミン市11区在住のTさんは、17歳の娘が同市6区にある中学校の男性教師Nに肉体関係を迫られ、数回にわたり関係を持ったとして、この男性教師を告訴した。8日付ベトナムネットが報じた。
Tさんは同校の他の教師から、この話を聞き、娘を問いただしたところ、これを認めた。娘は同校に通学していた頃、Nに好意を持ち、15歳になった頃から、関係を持つようになったという。事実を確認するため、Tさんは娘を連れて、Nの自宅を訪ね、娘との関係について、問いただしたところ、Nもこの事実を認めたという。しかし、同区警察の取調べに対しては、Nは一切を否認している。
また、タイグエン大学経営管理学部在籍中のDさんは7月、同校の男性講師チャン・スアン・ニンから、「断れば、卒業論文で落第させる」という内容のSMSを受取り、肉体関係を迫られたという。これに対してニンは、「メッセージを送った携帯電話は確かに私のものであるが、例のメッセージを送ったのはDさんとの関係を疑った妻である」と説明している。
ベトナムでは最近、女子学生が男性教師に脅迫を受け、肉体関係を迫られる事件が相次いでおり、教師の倫理観欠如が問題視されている。