ハノイ市ハドン区フーラム街区(phuong Phu Lam)にある路地の貸し部屋から中絶胎児の遺体約1300体が見つかった件について、同区警察は「慈善活動の一環」と明らかにし、事件性を否定した。
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警察は地元住民から「大きな袋を運ぶ怪しげなグループ(5~6人)が出入りしている」との通報を受け、貸し部屋の立ち入り検査を行ったところ、冷凍庫から約1300体もの胎児の遺体を発見した。
その後の警察の調べにより、このグループは、ハノイ市内の医療施設で中絶された胎児の遺体を引き取り、埋葬を行うボランティア団体の人々であることが判明。中絶胎児の遺体は墓地に移されるまでの間、冷凍庫で保管していたという。
警察は今回の件について「事件性はない」としながらも、ボランティア団体が中絶胎児を引き取って民家の冷凍庫で遺体を保管することが、周辺に暮らす人々の生活環境に影響を及ぼす可能性もあるとして、引き続き慎重に調査を進める方針を示した。