- ドローンで違法薬物配達の男が逮捕
- 家宅捜索でヘロインや合成麻薬を押収
- 400~500m離れた場所まで配達
北部紅河デルタ地方バクニン省トゥーソン市警察は、ドローンを使って麻薬を配達していたドー・ター・ビン容疑者(男・43歳)を逮捕した。同容疑者は客と示し合わせて場所を決めると、ドローンで代金を集金した後、再びドローンを飛ばして商品を配達していた。
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警察はこのほどドローンを利用した麻薬密売ルートを摘発。ビン容疑者は、客のグエン・バー・フン容疑者(33歳)とグエン・ルオン・バン容疑者(24歳)にドローンで麻薬を届けているところを摘発された。現場からは1.6gのヘロインが押収された。
警察は捜査を拡大する中で、ビン容疑者が妻のグエン・ティ・ハン容疑者と営む農園を拠点に夜な夜な違法薬物を密売していることを突き止めた。客から注文が入ると、農園から400~500m離れた場所までドローンを飛ばして違法薬物を密売していた。ドローンから垂らされた長さ約15mのロープの先にペットボトルが結び付けられており、客がこの中に代金を入れて、相応の量の違法薬物を届けるというシステム。
警察は容疑者宅と農場を家宅捜索し、190gのヘロインと合成麻薬、ドローン2台、自動車1台、空気銃1丁、警棒1本を含む多くの証拠品を押収した。警察によると、ビン容疑者のドローン操縦技術は高く、当局の発見・摘発を難しくさせたという。