北部地方でまた電力危機再燃、中国からの買電量増加

2005/06/29 07:32 JST配信

 国家電力供給センターによると、北部地方で再び電力不足が深刻となっている。これは今年5月中旬から6月中旬にかけ発生した電力危機に伴い、火力発電所の稼動制限を大幅に超過し発電を続けたことによる発電施設の故障によるもので、ファライ、フーミー、ナズォンの各火力発電所では故障により発電量が通常の2割に落ち込んでいるほか、一部で稼動停止の事態にまで発展している。

 北部地方では現在700~800KWhの電力不足となっており、特にピーク時における電力不足は6月初めに計画停電を実施したころと同様の状況となっている。このため、ベトナム電力総公社(EVN)では28日、中国雲南省からハザン省への電送線を接続し、中国から50~70メガワットの買電を行い、7月1日よりハザン省とインバイ省に電力供給を開始する予定。EVNでは既に中国側と400メガワットの買電契約を締結しており、これまでに約200メガワットの電力をクアンニン省ラオカイ省に供給してきた。

[Nguoi Lao Dong, VnExpress]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 国家電力管理センターによると、北部地方の電力不足は12日午後5時ごろまでにほぼ解消した。これは北...
 5日午後4時、北部地方における発電量の43%を担うホアビン水力発電所ダムの水位が、14日ぶりに稼...
 北部地方で電力不足が深刻となっている。北部地方電力供給センターによると、通常この時期の電力供給量...
 北部地方を中心に電力不足が深刻になっている。20日午前7時現在、北部地方ホアビンダムの水深は80...
 18日午後1時現在の情報では、ベトナム最大の水力発電所で北部地方ホアビン省にあるホアビン発電所ダ...

新着ニュース一覧

 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
トップページに戻る