冥器産業活況:冥土銀行大忙し、紙製バイクは3700円

2006/02/16 07:08 JST配信

 ベトナムでは、お盆やテト(旧正月)に日用品をかたどった紙製の冥器を燃やし、亡くなった人に捧げれば、自分の現世での罪が除かれ、幸福や栄誉を勝ち取れると信じている人が階級を問わず存在する。冥器産業は社会の発展とともに成長し、以前は洋服、履物、携帯電話などが主流だったが、現在では種類も豊富になった。なかには1回に7000万ドン(約51万9000円)を費やす人もいるほどで、冥器を燃やす祭司には1人あたり、数100人の弟子がいるそうだ。

 ハノイで売られている冥器は主に、コット村(ハノイ市カウザイ区)、ドンケー村(ドンホー版画で有名なニンビン省旧ドンホー村)で生産されている。コット村は「冥土の銀行」と呼ばれ、「冥土のお金」を専門に生産し、一方のドンケー村は「家庭用品」の生産が中心だ。ドンケー村では600以上の世帯が冥器生産に従事、専門化が徹底されており、中でも高級な冥器を作ることができるのは経験を積んだ一握りの職人のみ。熟練職人の手による冥器は、通常1つ5000ドン(約37円、帽子の冥器の場合)が、10倍の5万ドン(約371円)。原寸大の冥器のバイクは1台50万ドン(約3710円)の値をつけるという。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 8月28日のお盆(旧暦7月15日)を間近に控え、お供え物の冥器の出荷が最盛期を迎えている。ベトナムの伝統...
 技術の進歩は早く、人々の暮らしの中には、自動車やバイク、最新のコンピューターに携帯電話など、便利...

新着ニュース一覧

 スパ&リゾートホテルを展開するホテル三日月グループ(千葉県木更津市)は南中部地方ダナン市で1日、「...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年5月の外国人訪問者数(推定値)は177万9875人となり、前年...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年5月の小売売上高(推定値)は前月比+0.5%増、前年同月比+1...
 日本で最高学位を取得した最初の、そして最年少のベトナム人学者であるルオン・ディン・クア博士は、多...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年5月の鉱工業生産指数(IIP)の推定値は前月比で+3.3%増、...
 ホーチミン市人民委員会は、市内における浮浪者や物乞い、および緊急保護を必要とする対象者の管理強化...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)の2026年1~3月期レ...
 地場飲料メーカーのAPビバレッジ(AP Beverage=APBev)はこのほど、東南部地方ドンナイ市のソナデジ・ザ...
 広告法などの一部を案内する文化スポーツ観光省の通達第12号/2026/TT-BVHTTDL(7月5日施行)によると、同...
 韓国で結婚式場の運営を手掛けるUモーメント(Umoment)は、ホーチミン市に結婚式場ブランド「ザ・チャペ...
 財政省傘下統計局(NSO)が発表したデータによると、2026年1~5月期に全国で新規設立・事業再開した企業...
 ベトナム商工連盟(VCCI)が2日に公表した「ビジネス法務の潮流レポート2025」において、「低空経済(Low-...
 レ・ミン・フン首相は、APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC=APECカード)の発給および管理手続きな...
 東急株式会社(東京都渋谷区)とホーチミン市人民委員会傘下の工業団地開発大手
トップページに戻る