ホーチミン市では、通常の切符より割安な市バスの定期券や回数券が販売されており、市ではこの定期券の購入を乗客に呼びかけている。しかしその一方で、乗車拒否やバス停から遠く離れた場所で降ろされる、「定期券のくせに」と文句を言われるなど、「運転手や車掌からひどい扱いを受けた」という苦情が相次いでいる。
実は市バスの多くは、市のバス管理局が合作社などの企業と契約を交わし業務を委託しており、同局はこれらの企業に対して切符販売のノルマを課している。その枚数は少しずつ増え続け、12人乗りバスに対して片道につき18人枚の切符を売るよう求めている場合もある。さらに老人や子ども、妊婦などに対しては運賃が無料になる制度があるうえ、このところ定期券や割安な回数券の利用者が増えていることや、ノルマが達成できないばかりか現金収入が落ち込んでいるため、このような差別問題に発展している。
市バス管理局によると、定期券の売上も路線毎に後日利益配分しているが、その計算方法があいまいなために運転手や車掌が「誤解」しているのだという。こうした事情で、運転手、車掌たちにとって、定期券利用者は金にならない「ただ乗り」同然の客と受け取られているのだ。
定期券利用客にとってはいい迷惑だが、管理局ではこうした状況を打開するため、定期券の利益配分方法に関して周知をはかり、運転手や車掌を対象に接客トレーニングを行うなどして改善していきたい、と話している。




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