ホーチミン市ニャーベー郡ニョンドク村を流れるムオンチュオイ川で19日正午ごろ、載貨重量約2万5000トンの船がこの川に架かるムオンチュオイ橋に激突し、橋げたが損傷する事故が発生した。
水上交通警察の調べによると、この船はビンカイン船着場付近で修理のためいかりを下ろして停泊中、突然いかり綱が切れて漂流し出し約1キロメートル下流のムオンチュオイ橋に衝突した。事故当時、船には見張り番の数人しかおらず、操船できなかったという。
この事故で、橋げた表面のコンクリートが約2平米にわたってはがれ落ち中の鉄筋がむき出しになった。事故の通報を受けた水上交通警察は、2隻の船を使って橋に衝突した船を安全な場所までえい航した。
ニャーベー郡人民委員会のブイ・ホア・アン副主席は、この事故でムオンチュオイ橋の強度に問題が生じた恐れがあるとして通行車両の重量を5トン以下に制限すると発表した。今後専門機関と協力して損傷の程度を調査し対策をとるという。