ホーチミン市:14の区と郡で地盤沈下が進行

2010/10/05 14:48 JST配信

 ホーチミン市の14の区と郡では地盤沈下が進行しており、沈下速度は年間7~10ミリメートル、ひどいところでは年間15ミリメートルに達している――。ホーチミン市国家大学の地理情報学センターが最新の観測結果として発表した。

 同センターの観測結果によると、都市化スピードの速い地域(2・6・7・8・9・12・タンフー・ビンタイン・トゥードクの各区、ビンチャイン・ホクモン・ニャーベーの各郡)では年間平均15ミリメートル以上の速さで沈下している場所がある。地盤沈下は1996年に始まり、2004年以降スピードが加速した。6・8・ビンタインの各区では特に沈下速度が速い。

 同市交通運輸局第1都市交通管理区によると、ビンタイン区のグエンヒューカイン通りは全体にわたって20~80センチメートル、トゥーティエム橋からグエンヒューカイン橋までのアプローチ道路は1.2メートルも沈下しているという。道路両側の排水溝も沈下に伴って一部が損壊し、排水機能を果たせなくなっている。専門家はグエンヒューカイン通りの改良工事をするだけでも2000億ドン(約8億6000万円)が必要になると指摘している。

 地理情報学センターのレ・バン・チュン所長は、地盤沈下の原因として、都市化の過程で地面がコンクリートに覆われたことや運河が埋め立てられたことなどにより地下水の供給量が減る一方で、工業化の進行により地下水需要が急増したことを挙げている。

 同市資源環境局の資料によると、同市で取水されている地下水は1日当たり100万立方メートルであるのに対し、地下水流入量は20万立方メートルに過ぎない。同市人民委員会は2007年に市内一部地域での地下水取水を制限したが、実効は上がっていないのが現状だ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市資源環境局は25日、市内の地盤沈下面積が7200ha近くに上ったことを示す2015年の調査結果を...
 ホーチミン市は毎年0.5~1ミリずつ地盤沈下している。同市資源環境局が11日に開いた会議で、こんな研究...
 ホーチミン市では長年の地下水過剰採取により、多くの場所で地盤沈下が進行している。14日付タインニエ...
 ホーチミン市では地下水が多く利用されている。しかし使用量の多さや気候変動の影響により、地下水量の...

新着ニュース一覧

 日本で最高学位を取得した最初の、そして最年少のベトナム人学者であるルオン・ディン・クア博士は、多...
 シンガポールで29日に開幕した第23回IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で同日夜、トー・ラム書...
 第23回IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に出席するためシンガポールを訪問中の小泉進次郎防衛...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、トラベラーズチョイスアワ...
 南中部地方ダナン市のアンハイ街区で6月6日(土)から14日(日)までの9日間にわたり、夏の夜の観光促進を...
 シンガポールを訪問中のトー・ラム書記長 兼 国家主席は29日、同国のローレンス・ウォン首相と会談した...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席のタイ公式訪問に伴い開催されたタイ・ベトナムビジネスフォーラムで、全...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席のタイ公式訪問に伴い、国内最大手の格安航空会社(LCC)
 南中部地方ダナン市のハン川周辺で、5月30日から7月11日まで「ダナン国際花火大会2026(DIFF 2026)」が...
 ホーチミン市警察が摘発した140人が関与する大規模な麻薬密売ルートに関連し、ラッパーの「Mr. Nhan(ミ...
 北部紅河デルタ地方ハイフォン市カットハイ特区で27日、「タンカン・ラックフエン・ロジスティクスセン...
 ハノイ市人民委員会は、交通渋滞および環境汚染の緩和を目的とし、市内中心部へ進入する車両から通行料...
 ドラッグストア大手のファーマシティ(Pharmacity)はこのほど、投資ファンドのリープフロッグ・インベス...
 タイを訪問中のトー・ラム書記長 兼 国家主席は28日、首都バンコクで同国のアヌティン・チャーンウィー...
 ホー・クオック・ズン副首相は、2026~2030年期の電子身分証明アプリ「VNeID」開発案および2045年まで...
トップページに戻る