ハノイ工科大学ネットワークセキュリティセンター(BKIS)が証券会社および銀行が開設している約20のウェブサイトを調査したところ、その全てのサイトに深刻なセキュリティホールが見つかったことが明らかになった。26日付ダウトゥチュンコアン誌が報じた。
上場企業は現在約600社以上あるが、その全てが情報公開を義務付けられている。それにもかかわらず、上場企業のウェブサイトの多くではオープンソースが利用され、サイト担当者がいないなどの不備が指摘されている。こうした不備をつく形で、管理者になりすましたハッカーが、株価を操作するために虚偽の情報を流すというようなケースも考えられ、セキュリティシステムの迅速な構築が急務となっている。
ベトナムで年初10か月でハッカーによる攻撃を受けたウェブサイトは約800あった。2009・2008・2007年はそれぞれ1037・461・342だった。なかでも、インターネットサービス会社・政府機関・企業が攻撃対象になっているケースが多い。