高速道路照明で稲が立ち枯れ、賠償はされるのか

2011/03/02 13:22 JST配信

 メコンデルタ地方ロンアン省ベンルック郡のホーチミン市~チュンルオン(メコンデルタ地方ティエンザン省)間高速道路沿いにある稲畑では、旧暦の11月になっても稲が花をつけず、立ち枯れしてしまった。科学者らは、高速道路の照明が原因と結論付けている。1日付ラオドン紙電子版が報じた。

 高速道路や大きな施設の夜間照明が稲の生育に影響を及ぼす現象は、数年前からいくつかの地方で生じている。しかしその都度、当事者間で個別に交渉が行われており、制度としては未整備のままになっている。

 今回のケースでは、ロンアン省人民委員会が昨年12月に交通運輸省と農業農村開発省に対し、被害を受けた農家への18億9000万ドン(約756万円)の賠償を要請。農業農村開発省は調査後に、道路照明が稲生育に及ぼす影響を認める文書を通達した。政府官房は今年1月、グエン・シン・フン副首相の意見として、ロンアン省人民委と交通運輸省が協議のうえ被害農家に賠償金ではなく補助金を支払うよう通達。しかしこの補助金は現時点でまだ支払われていない。

 メコンデルタ地方では今後も多くの高速道路の建設が予定されており、その大部分は稲や果物などの耕作地を通過する。関連当局は、道路照明の影響を受ける農家に対する支援策を検討する必要があるだろう。

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